4/14 IRONMAN 70.3 Liuzhou レースレポート後編
前編からの続きです。
あとは走るだけ。
頑張れ自分。
- ラン
- ケアンズに向けて
- パーティー
前編はこちら
1. ラン
トランジションエリアに戻ってくると、既にバイクだらけ!
ざっと50台くらいはあるな、、
20%くらいがM30-34だとすると、、
年代10位くらいか。
ランでどこまで上げられるか。
バイクをラックにかけて、ランバッグを取り、テントへ駆け込みます。
ヘルメットとバイクシューズ、靴下を脱ぎ、濡れていない靴下とランシューズを履き、ゼッケンベルトをつけ、ジェル4本を掴んで、サングラスは、、今日はいらない!
ランバッグを預けて最後のハーフマラソンへ出発です。
最初の入りはキロ4:10.
今日はこれを保とう。
20秒程走ったところで、テントから出てきた後ろの人にすごい勢いで抜かれます。
この人キロ3:45くらいかな、、
こんな速い人たちと戦うのか、、
同じ年代でないことを祈ろう。
掴んだジェル4本のうち、2本を背中のポケットに入れ、2本はさっそく飲みます。
さて今日はどれくらいのペースでいけるかな。
最初の2kmをキロ4:10を目安に刻んだところ、心拍数175bpmの表示。
これは上がりすぎ、、!
21kmも持たない心拍数。
もっと落とした方が良いのか、、
ただ体感ではかなり余裕があります。
腕時計の光学心拍系は練習でも狂うことがあり、どちらを信じれば良いのやら。
突っ込みすぎて後半潰れることは避けたいので、キロ4:10を目安に10km地点までいくことにします。
しばらく経っても心拍数は変わらず175bpm前後。
体感は余裕あり。
どうせきつくなるから10kmまでは我慢。
上げずに淡々と我慢の走りをしていきます。
沿道の人達がたくさん声をかけてくれます。
”加油ー!加油ー!”
抑えての走りなので、応援に応えて手を振り返します。
余裕があるのもきっと今のうち、、
そうこうしているうちに2周回の1周が終わります。
10km地点、まだ元気。
今日は体感を信じてペースを上げよう。
キロ4:00にペースアップし、残りのジェル2本をここで投入します。
14km地点。
まだ”加油!”に応える余力があります。
思い切ってキロ3:50にペースアップ。
これは良い強度!
徐々に体感もきつくなってきた。
けれどあと30分弱走ればレースもおしまい。
振り絞ろう。
終盤はコーラを投入しつつ耐えます。
前のあの人は抜かす、、
次に見えるあの人も抜かす、、
その先も、、
と自分を鼓舞し続け、街中に戻ってきたところでラストスパート!
雨の長旅もようやく終わりを迎えます。
ゴール!!
いやあよく走った。
ラン 21km
1時間23分16秒 (3’57″/k)
年代別6位

いやあよく走った。という顔
2. ケアンズに向けて
気になる結果は、、
4時間23分37秒
年代別10位
総合20位(プロ除く)
タイム的には正直会心の出来ですが、年代順位はまだまだです。
年代別1位:3時間58分44秒 → コナ辞退
年代別2位:4時間4分21秒 → コナゲット
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年代別10位:4時間23分37秒 → 自分の会心のタイム
今回M30-34のコナスロットは1枠だったため、
コナを獲得するためには20分の短縮が必要です。
20分、、
スイム、バイク、ラン、それぞれ5分縮めてもまだ5分足りない、、
生まれ変わらないと勝負できなそうです。
世界は広い。
20分短縮は厳しいとしても、改善できそうなところはこの辺りです。
- 滑りやすいところで急がない
- スイムは実力より一段前のウェーブでスタートしてパックに乗る
- パワーメーターと光学心拍計は狂わない機材を使用、または狂う前提で対策する
- 長時間のバイクに慣れる
逆に今回良かったところはこの辺りです。
- 1週間前から練習量を落としてピークを上手く合わせられた
- お腹に巻いた断熱シートが効果絶大だった
- 足を使わない落ち着いたスイムができた
- バイクもランも綺麗にビルドアップの展開ができた
断熱シート参考記事
Triathlon Lumina
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それから初アイアンマンのケアンズに向けて、
- 1’40″サークル (1’30″/100m) のインターバルを10本以上泳げるようになる。
- 210Wで5時間以上バイクを漕げるようになる。
- 疲れていても4’30″/kで3時間以上ランできるようになる。
- 練習で試した上で長丁場の補給作戦を決定する。
補給作戦以外は僕にはかなりの難易度です。
逆にこれらができればケアンズでのコナゲットも見えてきます。
特にバイク5時間がつらい、、
これまで時間、距離耐性をつけるべく練習してきましたが、
まだ3時間を越えると急激にヘロヘロになってしまいます。
ロングの経験のなさがバイク、ランの後半でそれぞれ響いてきそうな予感です。
できる範囲でしっかり準備していきます。
ケアンズの目標は9時間50分、
コナのボーダーは9時間25分くらいなので、
どこかで30分縮められたらスロット獲れるかも。
たまたまで縮むタイムではありませんが、柳州よりはコナに近づけるはず、、
3. パーティー
初ハーフアイアンマンなので、アワードパーティーも初でした。

初めてのアワードパーティー
豪華な会場にそこそこな食事。
プロ、エイジ、ボランティア、スタッフみんなが主役のアイアンマン。
コナ獲得に沸くトップアスリート。
あと一歩の悔しい思いをする上位エイジグルーパー。
スタンディングオベーションを受ける最年長完走者。
それぞれにそれぞれのストーリーがあるのがアイアンマンなのだと感じます。
近いうちあの表彰台に立ちたい。

M30-34の表彰
まとめ
実力を出し切れたのに世界との差はまだ厚く、コナの難しさを思い知った柳州でした。
次は6月のケアンズ。
初アイアンマンではありますが、コナ獲得への道筋が見えるようなレースにできるよう準備します。
前編はこちら
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