環境に飛び込む行動力 – 12/2 稲田弘さん講演会
12/2に86歳の世界チャンピオン稲田さんの講演会に行ってきました。
アイアンマン界では世界一有名な日本人です。
- 概要
- 稲田さんの凄さ
1. 概要
70後半からアイアンマンに挑戦し、79歳で年代別世界チャンピオンに輝いた稲田さん。
コーチの山本さんと一緒にインタビューです。
内容としてはこちらにきれいにまとめられています。
Well-being Lab
長い余生、今が青春と語る稲田さん。
エリート選手がひしめく稲毛インターの門を叩き、
それまでの練習とは桁違いの練習量を積んだといいます。
バイク練習が1回にせいぜい40kmくらいだっとところ、100km超えもザラになったそう。
それを80歳近くでこなすのだから驚きです。
どんな特別な練習方法、強靭な肉体、マインドセットをしているのかと聴衆は興味津々です。
一体どんな秘密があるのだろう、、
しかし聞いてみると意外と秘密がなく、、
補給
アミノバイタル、BCAA、梅干、赤飯、最後はコーラ
→ 普通!
フォーム
バイクは引き足重視、ランは体幹で走る
→ 普通!!
レース運び
ワット見ない、心拍見ない
→ むしろ遅れてる!!!
練習への意欲
合宿のメニューはきつくて本当にやりたくない。
唯一楽しいのは若い女子選手と話ができること。
→ ちょっと!!!笑
ただ特筆して人と違うのは、内臓が強いということで、
ハードな練習後でもちゃんと食べ、普段の食事量も多いと山本コーチは語ります。
第二次世界大戦を経験しているため、食事を残すという発想がないとのことでした。
2. 稲田さんの凄さ
話を聞いていて、稲田さんの凄いところはここに尽きると思いました。
“環境に飛び込む行動力”
トップ選手達が練習しているハイレベルな集団に入る。
実際練習に食らいついてみる。
始めはできないが、少しずつできるようになる。
この練習する → できるようになる
の部分は意志というか習慣。
そんな習慣が当たり前の環境に飛び込んだことが常人にはできないと感じました。
例えばオリンピック選手達が練習しているキャンプに、
「今日から一緒に練習させてください!」
と言える大胆さがあるか。
この点とても偉大な方だな、と思いました。
「きつい練習メニューを押し付けて全然休ませてくれない」
と愚痴りながら笑う様子からは2人の信頼関係が滲み出ていました。
そして
「けど頑張らないとコナに行けない」
「練習よりレースの方が楽」
という稲田さんからは、チャンピオンとしての強さが見え隠れしていました。
この強さも、最初からチャンピオンになる!という強い意志があった訳ではありません。
全ては稲毛インターの門を叩いた行動力から。
まとめ
意志の強さ、フォーム、栄養学やらあれこれありますが、
全く異なる環境に飛び込む行動力こそ、稲田さんの究極の凄さだと思います。
フットワーク軽く動いていきたいものです。