バイクは実走とローラー台で大違い
最近インドアでローラー台を漕ぐ機会が多いです。
インドアは単調で退屈になりがちですが、Zwiftがあると楽しくトレーニングできます。
ただ、先日久しぶりに外でロングライドをしたのですが、
やはり外での練習は必須だなと感じました。
- 実走の良いところ
- 実走の良くないところ
1. 実走の良いところ
・風
ローラー台では扇風機の風はありますが、表示スピードは風の影響を受けません。
実走すると前から横から風が来ます。
そしてその風に煽られて減速します。
いかに空気抵抗の少ない姿勢を取れるか、
いかに横風に対して上手くバランスを取れるか、
その感覚は実走でないと身に付きません。
・ブレ
固定ローラー台の場合、当然ですがフレームが固定されています。
実走だとペダルを踏んだ瞬間に車体が微妙にブレるのが分かります。
ブレを無くすには、ブレを見ながら力の入れ方、体重の乗せ方を修正する必要があり、
固定ローラー台では修正できません。
これは三本ローラー台であれば調整できます。
むしろ三本ローラー台の方がいいです。
三本ローラー台 > 実走 > 固定ローラー台
・視野
固定ローラー台ではずっと下を向いていても漕ぐことができますが、
実走ではそうはいきません。
空気抵抗の少ないDHポジションを取りながら、
周りの人や路面の状態を見ながら漕ぐ必要があります。
どこを注視しながら走るべきかは、実走を通してしか分かりません。
・振動
実走で走ると伝わってくる振動が違います。
外の地面では細かな凹凸がどうしてもあるため、本番でこの振動は避けられません。
ローラー台ではZwiftと連動してブルブル震えるすごい機能がありますが、
実走とはさすがにかけ離れています。
振動に対する慣れ、耐久性をつけるには実走が不可欠のように思います。
・補給
バイク中にドリンクやジェルなど補給を摂るときは、バイクに乗った状態で行う必要があります。
固定ローラー台の上では特にバランスを取らずとも補給できますが、実走ではそうはいきません。
小さなことですが、ロングにおいては2,000kcalほど摂取することになるため、
ストレスなくできるようになっておかなければなりません。
2. 実走の良くないところ
逆にローラー台の方が優れていることもあります。
・時間効率
実走ではどうしても信号や周りの人がいるため、休んでいる時間がどうしてもできてしまいます。
純粋なトレーニング効率で言えばローラー台の方が優れています。
・ドリル
実走ではカーブや周りの人の影響で、Maxでスプリントして休んでを繰り返す、のような練習がとてもやりづらいです。
250W 5分 → Rest 5分 を4セット、のような練習はローラー台の方がやりやすいです。
・パワー測定
FTPの測定など、同一条件で行うべきことはローラー台の方が向いています。
実走ではパフォーマンスに影響する要素が多いため、
心肺や脚力の成長を数字で見るのには向きません。
・安全性
外では常に交通事故に気を付けなければならないですが、
インドアでは事故の心配はありません。
まとめ
オフシーズンで休みがちな冬が近づいていますが、
皆さん実走も取り入れましょう!