WTS Grand Final ゴールドコースト(世界の壁は厚い編)

終わってから3日経ってしまいましたがエイジグループのレース当日レポ。

この日は自分が主役です。

  1. 早朝のセッティング
  2. レース模様
  3. 打ち上げにて

 

ITU WTS Grand Final Cold Coast

 

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1. 早朝のセッティング

ついに本番の朝がやってきました。

6:44のスタートのため、4時起床です。

真っ暗闇の中、ホテルから出発。

 

さ、寒い!

 

ゴールドコーストは暖かいと聞いていたので半袖短パンしか持って来ていなかったのですが、

昼間は日差しが暖かくて良いものの、朝晩は冷え込みます。

 

ブルブルしながらトランジションエリアに向かいます。

広い広いトランジションエリアの自分のバイクに辿り着き、

ドリンクとジェル、ランシューズをセットしたらスイム会場に移動です。

 

今回ワンウェイ、そして一直線のスイムコースのため、

移動するには単純に1500m歩いて行く必要があります。

一直線のスイムコース

 

時間も少々迫っていたので小走りで向かいます。

サンダル移動ではありますが良いアップ。

 

気が付けば日は昇り、今日もすっかり良い天気です。

気温も心地良く上がってきた。

 

そして何より良かったのは穏やかな波。

朝は波が荒れにくいのか、前日の女子エリートのときの高波とは打って変わっての静けさです。

日焼け止めを塗って、ウェットスーツに着替えて、日本人選手と話しながらスタートを待ちます。

初参加で始めましての方ばかりでしたが、皆さん気さくで嬉しい。

M30-34スタート前

 

2. レース模様

<スイム>

見るからに速そうな外国人選手に囲まれながらフローティングスタート。

23分くらいがボリュームゾーンと聞いていたので一人旅を覚悟して泳ぎ始めます。

 

みんな速い、、!

 

バトルなどする間もなく、メイン集団がどんどん前方に離れていきます。

 

これが世界選手権か、、

 

見失わないようできる限りついていこう。

 

しばらく4人程度でまとまって泳ぎますが、じわじわと距離が空いていきます。

 

スタートからおそらく400m程度。

完全に単独泳に突入します。

 

惨め、、

しかしこれが世界、、

 

ヘッドアップは4掻きに1回。

迷子にならないよう前の人目指して泳ぐのが最優先です。

 

穏やかな海

心地良い水温

軽く押してくれる潮の流れ

 

贅沢な時間、、

 

単独泳で急に穏やかな気持ちになりながらブイを通過していきます。

 

ウェーブの間隔が十分に空いていたようで、後続のトップ集団に飲まれることもありません。

後から調べてみたら8分空いてました。

次のF30-34まで8分空く

 

早くスイムアップしたいような、ずっと泳いでいたいような何とも言えない気持ち。

なぜか漂う幸福感。

 

最後のブイが見えたところで少しピッチを早めて上陸します。

幸せな気持ちでスイムフィニッシュ。

26:46(86位/94人)でした。

 

朝日を浴びながらスイムアップ

 

<バイク>

ここからは自分の得意パート。

追いついてみせる!と駆け出します。

 

片道10kmを2往復するコースで、行きは弱めの向かい風です。

小さなアップダウンがありつつ、直線メインの走りやすいコース。

これはタイムが出やすそうです。

 

直線ではおよそ37km/hを維持。

最初の10kmを折り返すところでお友達のT君をパス。

 

そして帰りのストレートは追い風!

ちょっと力を込めると45km/h!

 

これはさすがに飛ばしすぎ、、?

でも脚は大丈夫そうです。

 

下り坂のようにスイスイ漕げるストレートに気分はノリノリ!

ひゃっほーい!

 

2周目突入

 

これだけスピード出ているし、順調に順位を上げていると思いきや、

同年代が全然いない、、

 

抜けども抜けども前のウェーブのF25-29ばかり。

M30-34が全く見当たりません。

みんなどこ行っちゃったの、、

 

20km終えて残り半分というところで、同年代M30-34をほとんど見かけていません。

しかし間違いなく前にいることは分かっています。

 

時折抜いてくるM20-24の豪脚の選手。

そうか、彼らはこのペースで走っているんだ、、

とても追いつけない背中を眺めながら、M30-34のトップを争って凌ぎを削る選手達を想像します。

 

世界は遠い、、

 

気持ち良いコースではありますが、自信がなくなる世界戦。

 

脚はまだ使い切っていない。

ランで少しでも順位を上げるべく気合を入れ直します。

 

雑草魂な気分でバイクフィニッシュ。

1:02:12(58位/94人)でした。

 

<ラン>

バイクをほぼ同時にフィニッシュした同年代のベルギーの選手と一緒に走り出します。

 

身体がでかい、、

今こういう人達と戦っているんだよな、、

 

自分がこの場にいることに何だか不思議に感じながら高揚感に浸ります。

 

世界各地のトップ層のエイジグルーパーが集まり、

各国の声援を受けながら、

エリートレースと同じ会場で競い合う。

 

恐ろしく贅沢な話。

メジャーリーグのオールスターの前哨戦として日本の草野球チームが試合やってるみたいなもんです。

 

まずは呼吸を整えて今日のペースを見定めます。

 

キロ4:00、、

 

まだいけそう。

 

キロ3:55、、

 

これくらい。

 

日差しはあるものの、気温はそこまで高くないためとても走りやすい環境です。

湿度も低めでカラッとした陽気です。

 

序盤はベルギーの選手が先行しますが、徐々にペースを落としてきて3km地点でパス。

今日は崩れずにいける予感。

調子は悪くないと思ったところで、同年代のKさん、Sさんとすれ違います。

 

はええ、、

 

バチバチ争いながら、エリートみたいなスピードで走っています。

レベルが違いすぎる。

世界で戦うってこういうことか、、

 

スイムもバイクもランも力が圧倒的に足りない。

あのレベルに到達したい。

長期計画での挑戦を胸に誓います。

 

5kmを通過した時点でまだいけそうだったので、ペースをキロ3:50にアップ。

ちょうど良い強度。

 

このペースのまま、景観や応援、レースのひしめき合いを楽しみます。

 

意外と水は透明じゃなかったけど、泳ぎやすい海だったな、、

そしてこの海沿いを走るのは気持ち良いな、、

 

たくさんの応援もありがたい。

「がんばれ日本!」

「負けるな!」

 

「Go! Japan!」

「ガンバッテ!」

 

「サムライ!」

「コンニーチワ!」

 

思わず「コンニチハ!」と返します。

 

そんな声援を受けながら走っていると、お尻をポンと叩かれます。

誰だろうと思いながら振り向くと、

そこには颯爽と駆け抜けていくM35-39のKさん。

 

この人も本当に速い、、

13分後ろのウェーブなのに、、

 

猛者が多すぎて訳分からんと思いつつも、

これまでの2年ちょっとのトライアスロン人生の中で間違いなく最も幸せな日です。

 

トライアスロン楽しい!

走り終えるのもったいない!

 

幸せな気持ちでランフィニッシュ。

37:27(43位/94人)でした。

 

ゴール!

 

<結果>

2時間11分24秒

年代別66位/94人

 

タイムを見返しても自分にしては上出来です。

世界と戦うにはまだまだ力が足りません。

あー楽しかった。

 

3. 打ち上げにて

レース日の晩に日本チームでの打ち上げがありました。

 

皆さんそれぞれに想いや物語、独特のキャラクターがあって、

そこに触れられただけでも今回の世界戦に参加して正解でした。

 

  • 山梨県でトライアスロン芸人として地域を盛り上げ、戦略的に人を繋いでいくKさん
  • みんなの自己紹介に、お笑い芸人顔負けのウィットに富んだいじりを挟むAさん
  • エリートからエイジに転向して世界を目標にするH君
  • 審判との両輪で協会や大学と相乗効果を狙うA君
  • 持ち前の社交性でメキシコウェアをゲットしたA君
  • トレーニングを妥協しないながらも奥様と仲良くやっているKさん
  • 最後まで日本代表ジャージを貸してくれないS君
  • バイクのピックアップ遅すぎでしょ、と細かいいじりを入れてくるSさん
  • プロポーズが成功して幸せいっぱいのT君
  • 逆に、結婚なんてバカヤロー!と叫ぶHさん
  • そしてころトラを読んでくださっていた!Hさん(ありがとうございます!)

 

それぞれのアスリートの人間味溢れるストーリーを感じられる場はとても貴重です。

インプットもアウトプットもどんどんトライアスロン漬けにしていきます。

心身共に強くなって必ずこの集団に再び参加する。

 

まとめ

世界の上位層との大きな壁を感じたゴールドコーストでしたが、

それ以上にトライアスロンレースとその前後が楽しすぎることを実感しました。

 

上位に食い込めたら何が見えるのか。

これから飛び込むロングの世界はどうなっているのか。

 

高校の入学式みたいなワクワク感を楽しんでいきます。

 

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