撮影で進歩と課題がよく見える – AQUALABでの測定②
2度目のアクアラボへ行ってきました。
やはり撮影は大事。
- フォーム撮影
- 気になるところ
- 持久系競技の共通点
AQUALABでの測定①はこちら
1. フォーム撮影
表参道のSports Science Labに続き、AQUALABも代官山と好立地。
恵比寿駅からも徒歩10分で行けます。
夏本番の看板がお出迎え。

今日は台風ですが、、
受付を済ませて更衣室に向かいます。
相変わらずとても綺麗な館内です。
良い香りもします。

女子力っぽいアイテムだけどデカイ
写真では伝わりにくいですが、一升瓶くらいの大きさあります。
化学の研究室にありそう。
メニューは前回と同様で、
フォームを撮影 → フィードバック
を何回かやって、仕上げにプルブイを挟んで20分間泳します。
前回の改善点の
- 左手をまっすぐ入水すること
- 右肩を柔らかく、胸郭を開くこと
- アップキックすること
を意識して泳ぎます。
上からと横からを同時に撮影して見られるのはさすがの施設です。
最後の20分間泳はスタッフさんの調整で1’48″/100mのペースでした。
そこそこ余裕あり。
この辺のAT値が知りたい。
2. 気になるところ
撮影した動画はこんな感じでした。
前回と比べて改善が見られました。
よかった。

まっすぐ入水
内側に入っていた左手の入水はまっすぐできるようになりました。

胸が開いて右ひじが上がってきた
肩をすくめるようにしてリカバリーしていた右肩の硬さについては、
比較的胸郭が開いて回るようになってきました。
肩の回し方はぎこちないですが、前回よりは卓球スマッシュ感が減っています。

お尻からアップキック
アップキックも改善しています。
瞬間的に蹴り上げるだけで、まだ下半身が沈みがちではありますが、
お尻から上げるキックをしようとしているのが分かります。
そしてこれから特に改善すべき点はこちらです。
<右ハイエルボー>

水を掻く面ができていない
右のプルでハイエルボーができていません。
ひじを折って手のひらで面を作る前に、肩を回し始めてしまっています。
これでは掻ける水の量が少なく、最後のプッシュにも力が入りません。

左はまとも
対して左は比較的できていそうです。
ひじを折り曲げてキャッチをしてから、肩を回す(左腕を前に伸ばす+右の胸郭を開いてローリングする)よう意識します。
キャッチ → 肩を回す、の順番をきちんと守る。
<キックの幅>

バシャバシャ音が聞こえてきそう
アップキックを入れるようになったのは良かったのですが、反動で逆脚のダウンキックが大きくなっています。
キックは推進力というより、抵抗にならないような姿勢を作るために打っている意味合いが強いので、脚の振れ幅が大きいと抵抗が増えてしまい不本意です。
アップキック側は水面上まで出てしまっており、スプリントでもないのにずいぶんと泡が立っています。
キックはお尻で引き上げて、足先の振れ幅は小さく。
3. 持久系競技の共通点
スイムのフォームの改善と課題が見つかり、満足なAQUALABでしたが、
Sports Science Labでランの要素を分解したときと同じく、スイムはフォームが全てではありません。
(参考:自分のランを数値化する – Sports Science Labでの測定①)

心肺機能、脚力、美しさ
スイムでも同じことで、
- 全速力の運動に耐えうる心肺機能 = Maxスピード↑
- 少々のスピードを楽に出せる筋力 = AT値のスピード↑
- フォームの美しさ = 筋肉の運動を推進力に変える効率↑
これらを高めていく必要があります。
50mや100mを全力で泳ぐ練習もするし、AT値で長時間泳ぐ練習もします。
スイムのAT値分からないんですけどね。
知りたい。
とにかく、フォームを改善しつつも、スピード練習や長距離練習も忘れずにやっていきます。
ハイエルボーとコンパクトキック。
まとめ
2回目もとても学びが大きいAQUALABでした。
普段見えない自身のフォームを研究したい方はぜひ足を運んでみてください。
お金持ちになったらこの設備を家に備え付けたいです。
AQUALABでの測定①はこちら