コスパ最強TTバイクはどれだ!?
アイアンマンを目指すとなると、必要なのはTTバイク。
(参考:コナ目指します – KONA Challenge supported by MAKES)
ロングを共にする相棒を見つけるべく検索です。
- メジャーなTTバイク
- メーカー比較
- 注文!
関連記事:やはりコスパの鬼!Canyon Speedmax CF 8.0 SL インプレ
1. メジャーなTTバイク
ロードバイクで有名どころと言えば、ツールドフランスで乗られているバイクが思い浮かびます。
チームスカイのピナレロをはじめ、スペシャライズド、キャノンデール、BMC、トレックなど。
TTバイクの有名どころは一体どこなのでしょうか。
サーベロとかその辺かな。
調べていくと、コナ出場者のバイクリストなるものがあることが分かりました。
こちらのサイトで全て見られます。
ホイール、コンポ、ヘルメットなどバイクフレーム以外のランキングも載っています。
LAVA – MAGAZINE
THE LAVA 2017 IRONMAN WORLD CHAMPIONSHIP BIKE COUNT
2017年コナ出場者が乗っていたバイクはこちらです。
15位まで抜粋しました。
皆さんはバイクメーカーいくつ知っていますか。
BIKES
1位:Cervelo 570
2位:Trek 261
3位:Specialized 216
4位:Felt 177
5位:Argon 18 146
6位:Canyon 102
7位:BMC 101
8位:Scott 100
9位:Giant 88
10位:Quintana Roo 84
11位:Ceepo 65
12位:Cannondale 64
13位:Ventum 37
13位:Fuji 37
15位:Dimond 31
THE LAVA 2017 IRONMAN WORLD CHAMPIONSHIP BIKE COUNT より
サーベロが堂々の第一位。
コナ出場者は約2,000人なので、4人に1人はサーベロということになります。
圧倒的な人気。
そしてトレック、スペシャライズドと続きます。
僕の大本命スコットは8位につけています。
日本のCeepo(11位)、FUJI(13位)も健闘。
異形バイクとして紹介したVentum(13位)も入っています。
(参考:未来のTTバイク)
この辺りから、
- 速くて
- カッコよくて
- 周りとかぶらなくて
- お手ごろ価格
なTTバイクが欲しい!
そんな欲張りなバイクあるかな。。
2. メーカー比較
ロングに挑戦するための、ある程度の性能のバイクをメーカーごとに比較しました。
値段も記載ありますが、2018年5月22日時点の定価です。
求める性能はだいたいこれくらいです。
- フレームはフルカーボン
- コンポはアルテグラ以上
- Di2でなくていい
- 深めのホイールがついてたら嬉しい
- 完成車50万円くらいまで
<Scott>
SCOTT PLASMA 10
スコットのTTバイクで3番目のグレードです。
カーボンフレーム、アルテグラ、Syncrosのホイール
完成車45.9万円+税
なんだか CR1を見つけたときより少し物足りない気持ち。
スコットのシュッとしている良さが、TTバイクだと少々貧弱に見えます。
最上位機種のPlasma Premiumはカッコいいんですけどね。
149万円か。。
<Ventum>
VENTUM Z メカニカル完成車
最上位機種Ventum Oneの汎用版です。
カーボンフレーム、アルテグラ、Visionのホイール
完成車60万円+税
ダウンチューブのない異形感がカッコいいです。
ちょっと予算オーバーです。
<Cervelo>
Cervelo P3 Ultegra R8000 完成車
サーベロTTのミドルグレードです。
カーボンフレーム、アルテグラ、Mavicのホイール
完成車63万円+税
P5Xを見てしまうとサーベロ色が薄いように感じてしまいます。
これも高い。
<Ceepo>
CP KATANA Ultegra Di2 TT
CeepoのミドルグレードのTTバイク。
カーボンフレーム、電動アルテグラ、Profile Designのホイール
完成車81万円+税
CeepoのTTバイクは全てDi2仕様のようです。
これはお値段張る。。
<Canyon>
SPEEDMAX CF 8.0 SL
Canyonの汎用グレードです。
背景もフレームも真っ黒です。
カーボンフレーム、アルテグラ、DT Swissのホイール
完成車38.9万円+税
あれ、、?
Canyon安くない、、?
シュッとしてて好みだし、
貧弱にも見えないし、
前62.5mm、後80mmのディープリムホイールついてるし、
なんというコスパ!
これに決定!
3. 注文!
待て待てちょっと怪しいぞ。
こんなに安かったら何か落とし穴があるのでは、、?
調査を始めます。
・インプレその1
Boriko Cycle
Canyon Ultimate CF SLX初インプレ! キャニオンはロングライドでどうなの?
ロードバイクUltimate CFの話なのでTTバイクではないのですが、Canyonのインプレです。
スペシャライズドのターマックと比べている時点で品質には問題なさそうです。
ネガティブ意見は、横風の煽られ方とブレーキといった小さな点のみ。
総じて、今のところ、キャニオン・アルティメットの乗車感覚は、ポジション含め、大きな違和感なくターマックからスムーズに移行できてる印象です^^
Boriko Cycle – Canyon Ultimate CF SLX初インプレ! キャニオンはロングライドでどうなの? より
・インプレその2
Life is like a ten-speed bicycle
2017 Canyon Ultimate CF SLX 9.0 DI2
こちらもロードバイクUltimateのインプレ。
辛口目で、期待したより大したことなかったという内容です。
デメリットとして、整備を極力自身でする必要があることがあげられています。
Canyonは通販限定で、バイクショップに卸していません。
そのためバイクショップに組み立てやメンテを丸投げ!というのはとても嫌がられます。
正式に ”Canyonお断り” を明記しているところもあります。
そしてもうひとつのデメリットとして、”金に汚いやつと石を投げられる” 。
やっぱりコスパの鬼のようです。
〇Canyon直販デメリット
- フレームサイズ以外選択の余地なし
(中略)
- 基本は自分で整備しないといけない。いざというときの駆け込み寺は見つけておく必要ありか。
- 金に汚いやつと石を投げられる
Life is like a ten-speed bicycle – 2017 Canyon Ultimate CF SLX 9.0 DI2 より
・インプレその3
ある初心者ロード乗りの日記
ブレーキ性能が気になるようですが、だいたい絶賛です。
大きな欠点は見当たらないです。
「楽しく、楽に、遠くまで」
僕の自転車に求める要素が見事にピタリとハマった自転車です。
出会えたことに感謝。ある初心者ロード乗りの日記 – CANYONのインプレをしてみました より
TTバイクSpeedmaxの最近のレビューは見当たりませんでした。
書こう。
また、バイクショップがCanyonを嫌がるという点について、こちらで詳しく推察されています。
Canyonを買うなら知っておくべき内容です。
ユーザーにとっては ”通販コスパ良い” ですが、
バイクショップにとっては売りを逃す死活問題です。
FICTION CYCLES
ちなみにコスパについてですが、
DT Swissのディープリムホイールを前後セットで買うと、約35万円 ($3146) です。
それが付属しているCanyonの SPEEDMAX CF 8.0 SL は完成車で38.9万円。
どういうこっちゃ、、
DT Swiss
まとめるとこうです。
メリット:コスパの鬼
デメリット:整備や修理はバイクショップに頼めない(もちろん実際はやってくれるところはありますが、頼まない覚悟が必要)
ということで買い!
インプレはまた今度。→ インプレはこちら
まとめ
Canyonの安さはショップにとって脅威です。黒船です。
正直なところ、今後海外通販との競争はより加速していくと思います。
自転車業界に限らず、独自性を打ち出せないとあっという間に均質化の波に飲まれていく時代になっていくのかもしれません。
新しいTTバイクに期待を膨らませつつ、小売の厳しさにも思いを馳せることになったTTバイク選びでした。
関連記事:やはりコスパの鬼!Canyon Speedmax CF 8.0 SL インプレ
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