スポーツ選手なら知っておきたい「からだ」のこと(番外編)

今回はスイムでもバイクでもランでもありませんが、身体を動かす上で覚えておいて損はないポイントがあったのでご紹介します。

  1. 内力と外力
  2. 伸張反射とバネ
  3. 脱力と最大速度

 

1. 内力と外力

運動するときに作用する力は2種類あります。

 

内力と外力です。

 

内力は筋肉が収縮して骨を動かす力です。

これは筋トレや効率的な身体の使い方により増やすことができます。

これまでのスイム編バイク編ラン編での身体の動かし方も内力の話です。

 

対して外力は地球の重力です。

これは地球にいる限り強さを変えることはできません。

体重に比例して常に地球の中心に向かって力がかかります。

 

どちらも運動する上で大切ですが、本書では重力の存在を忘れがちであると指摘します。

 

筋力で進むと、力感があって、速く進むように思えます。しかし、この力感がくせものです。この大きな地球が自分を引っ張ってくれる力を活かしたほうが速くて疲れないのです。スポーツマンなら誰もが知っておきたい力、それは重力です。

スポーツ選手なら知っておきたい「からだ」のこと、より

 

2. 伸張反射とバネ

筋肉の伸張反射とバネを有効活用することが、大きな力を少ないエネルギーで生み出すポイントとなります。

まず伸張反射とはなんでしょうか。

 

筋肉は、引き伸ばされると、もとの長さに戻ろうとして筋活動を引き起こします。これは、脳からの指令による筋活動ではなく、意識の外で生じるものです。筋が伸張して起こす反射活動なので、伸張反射と呼ばれています。

スポーツ選手なら知っておきたい「からだ」のこと、より

 

筋肉が伸びると、反射で縮もうとする力が働きます。

伸びたら勝手に縮むように神経が働くのであり、意識して縮めるのとは違います。

 

走るときに、意識せずに着地でふくらはぎが引き伸ばされ、反射で縮むのが効率の良い走り方で、

ふくらはぎの収縮を意識しながら、着地で伸ばす、離地で縮めるのは反射の力を活かしていない硬い走り方です。

 

また、筋肉にはバネの効果もあります。

引き伸ばした分だけ縮もうとするゴムチューブのような特性です。

収縮の力を込めなくても、伸びた分は勝手に縮もうとします。

 

この伸張反射とバネの力をどのように引き出したら良いのでしょうか。

 

弾性エネルギーを有効に使うには、引き伸ばしの局面から短縮の局面に切り返す時間を短くすることです。引き伸ばしたらすばやく切り返すのです。垂直跳びをする場合、みなさんは、沈み込んですぐに切り返して跳ぶと思います。しゃがんでしばらく静止して、それから力んで跳ぶのでは、せっかく蓄えた弾性エネルギーを有効に利用することはできません。

スポーツ選手なら知っておきたい「からだ」のこと、より

 

瞬間的に伸ばして縮めることがポイントのようです。

スナップを効かせる、バネを使う、がこの動きにあたります。

 

3. 脱力と最大速度

「力を抜く」は効率的な運動のキーワードです。

100m走でピークの速度に達したときの身体の動かし方です。

 

人間は、飛行機のように飛ぶことができないので、なるべく接地時間を短くして、いったん高めたスピードを減速しないようにからだを前方に進めます。ここで、地面を蹴ろうとか、地面を強く押そうとか、よけいなことをして、意識的な力みをからだにもたらすことは、やってはいけません。

スポーツ選手なら知っておきたい「からだ」のこと、より

 

最大速度に達した後には、力を抜きます。

ブレーキをかけないことが最優先となります。

力みが入ってしまうとスピードを落とすことになってしまいます。

 

不要な力みは全身から抜くべきです。

例えば走っているときに、足首やふくらはぎに力を入れすぎてはいけないことは想像しやすいです。

しかし、顔の筋肉ですら鎖骨、ひいては肩甲骨の動きの硬さにつながります。

全身リラックスすることが大切です。

 

まとめ

筋肉が収縮する力を強める(筋トレ)以外にも、運動能力を向上する方法はいくつもあります。

重力の活用、伸張反射とバネ、最大速度時の脱力

自分のフォームを見直す項目はまだまだいくらでもありそうです。

身体と向き合える良書です。

 

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