スピード練習はみんなでやろう
本日、ランの練習会に参加してきました。
ランのスピード練習について思うことがあったので書きます。
練習会はとても良いという話です。
- 練習会について
- 複数人で練習するということ
- 強い練習と弱い練習
1. 練習会について
尼崎の陸上競技場で開催される ”尼崎ナイトランナーズ” 主催の練習会によく参加しています。
週に一度、1時間、競技場のトラックを貸し切って練習します。
チームに登録していなくても誰でも飛び入り参加可能なため、よく利用しています。
勝手に尼ランと呼んでいます。
練習内容は1,000m×6本のようなスピード練習を行います。
他にも、400m×15本の日があったり、5kmや10kmの日があったりと様々です。
この練習の特徴として、とにかく速い人がたくさん来ます。
彼らのフルマラソンの記録は知りませんが、5kmなら15分台で走るような人達です。
どう頑張っても追いつかないとんでもないスピードです。
トラックを借りているため、300円の参加料金がかかります。
この練習の質の高さを考えれば安いものです。
そして陸上トラックはコンクリートの地面よりテンション上がります。

テンションの上がる陸上トラック
2. 複数人で練習するということ
僕は普段は一人で練習することが多いですが、複数人で集まって練習すると良いことがあります。
- 練習をするようになる
まず、みんなで練習するとなるとカレンダーが埋まります。
ひとりでは「今日はまあいいか」となるところを、「練習行こう」となります。
みんな行くから行く。
日本人に向いている練習への向かい方ですね。
上手に活かすべきと思います。
- 練習に妥協しなくなる
他の人と一緒に走っていると、ひとりで練習している時にはない感情が生まれてきます。
「この人には負けない!」
「あの人に頑張ってついて行こう」
「少しでも速く走っているところを見せたい!」
結果、自分を追い込んだ練習になります。
本番ではベストタイムを出せるペースを崩さないことが大切ですが、スピード練習では出し切ることが最も重要です。
- 見て学べる
周りに速い人がいると見ているだけで勉強になります。
姿勢の良さや股関節の開き方、腕の振りなど、速い人には速い理由があります。
逆にあまり速くない人は、何が足りていないのかを観察することもできます。
そしてそれが自分のフォームを正すチェック機能となります。
- 嬉しい、悔しい気持ちが生まれる
周りに人がいると、練習中や練習後に感情が生まれます。
「今日は上手に脱力して走れた」
「目標としていたあの人にまだまだ届かなかった」
「疲労が抜け切っていなくて不調だった」
ランニングフォームや練習へのやる気、回復計画など。
何にせよ「次はこうしよう」が感情面から湧いてきます。
「疲れたから早くビール飲みたい!」
でも良いと思います。
何らかの感情を生むことが次の行動につながります。
ひとりで淡々と練習するときよりも、突き動かす感情が強くなります。
3. 強い練習と弱い練習
強い練習と弱い練習はトライアスロンの競技力を高める上でどちらも必要です。
練習会は強い練習にぴったりです。
強い練習をする上で求められることは何かというと、
「最大筋力や最大酸素摂取量 (VO2max) を高めるように持てる力を出し切る」
です。
しんどいから今日はちょっと緩めで、、
ひとりの場合にはそれが簡単にできてしまいます。
しかしそれではMaxの力は伸びません。
そこで自分を妥協させないために役立つのが練習会です。
スピード練習するときにはぜひ複数人でやりましょう。
もちろんコンディションが悪くてしんどい場合は、妥協せずに練習しても怪我したり体調崩すだけなので、さっさと帰って寝てくださいね。
逆に弱い練習は、自分を追い込む必要はまるでありません。
筋肉や心肺に刺激を入れることが目的です。
これなら練習会でも自分ひとりでも効果はあまり変わらないと思います。
練習をサボらない限りは、妥協しようが目的は果たされます。
まとめ
スピード練習は、練習会として複数人でやった方が効果が高いという話でした。
ひとりで練習していてマンネリしてきた方、ぜひ近くの練習会に参加してみてください。
言葉を交わさなくとも刺激をもらえますよ。
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