トライアスロンにハマった瞬間
トライアスロンといえばスイム、バイク、ランの3種目を連続して行うスポーツです。
「きつそう」「危なそう」「お金かかりそう」など参加にハードルが高いイメージですが、僕の場合はこんなきっかけで始めました。
- 関西転勤
- 勢い任せのエントリー
- まだまだこんなもんじゃない!
1. 関西転勤
僕は生まれてから27年間関東暮らしをしていたのですが、仕事で関西に転勤することになりました。
期待と不安を胸に引越しを終えてまず感じたことが
「友達がいない」
これまでの地元、大学、社会人での友達が誰一人そこにいないんです。寂しい。
そして楽しい場所、美味しい店など圧倒的な情報不足。
知っているのはエスカレーターを右側に乗ることくらい。
これはまずい、ということで友達を作るためにスポーツコミュニティを探し始めました。
高校、大学とハンドボールをやっていたので、まず見つけたのがハンドボールの社会人チーム。
レベルも自分に合っていてちょうど良いと思い、即加入しました。
しかし、だんだんとキーパーをできる人が来なかったり、参加人数が少なかったりで実践練習を全くできない時期が続きました。
人が集まらずに練習が充実しないというマイナー競技特有の悩みですね。
誰かを連れてくる人脈もなく、新たに違うチームを開拓する気概もなく、じきに一人でも練習できる競技をしたいと思うようになりました。
2. 勢い任せのエントリー
そこで一人で練習できる競技を考えたのですが、知識に乏しくマラソンしか思い付きませんでした。
42.195kmを4時間かけて走る。
長い、そして単調すぎる。。
(ほんとは単調すぎることはないのですが。)
そしてパッと閃いたのがトライアスロン。
「3種目もあって単調でないし、なんだかネタになりそうで面白そう!」
と軽はずみな気持ちでトライアスロンを始めることにしたのでした。
とはいえ全くの初心者のため何から手をつけていいのか分かりません。
そこでトライアスロンチームに申し込んで情報収集することにしました。
初参加のイベントはバーベキューだったのですが、バーベキュー会場まで各自バイクかランで来ること、とあり
「これは変人の集まりの予感がするぞ!」
と心躍らせて参加しました。
当日はこれでもかというくらい情報が集まり、トライアスロンの種類、揃えるべきもの、初心者に優しいレースなど、だいたいのことを聞くことができました。
そしてチームの方のゴリ押しによりその場で大会にエントリー。
勢いって大事。
今では背中を強引に押してくれたことにとても感謝しています。
結果、湯原温泉トライアスロン大会と京都丹波トライアスロンin南丹に申し込みました。
2016年5月のことでした。
3. まだまだこんなもんじゃない!
大会に申し込んでからは、「やるしかない!」とスイッチが入り、用具を買い揃えつつ練習に励みました。
ただ、ミドルの距離であるスイム2kmを泳いだことはなかったし、ラン21kmを走ったこともなかったため(バイクは一度だけロングライドイベントで85kmまで漕いだことがありました)、それらを組み合わせた距離を完走できる訳がないのではと、とても不安でした。
練習はしたものの、そんな不安は払拭できないままレース本番がスタート。
「苦しい。もうだめかもしれない。」
「全力を出しているのに自分より速い人がこんなにいる。悔しい。」
「まさに命を燃やしている。気持ち良い。」
「前にいるチームの人を抜く。絶対に負けない!」
いろんな感情が入り乱れて、フィニッシュした時に感じたのは
「まだまだこんなもんじゃない!」
そこからすっかりトライアスロンファンです。
まとめ
以上、僕がトライアスロンにハマったきっかけでした。
トライアスロンをされている皆さんはどのようにしてトライアスロンを始められたのでしょう。
ちなみにリオオリンピックにも出場された女子日本代表の佐藤優香さんは、小さい頃にお母さんが申し込んだ地元のトライアスロンの大会でママチャリで出場して優勝してしまったことが競技を始めるきっかけだったそうです。
なんとも輝かしいきっかけですね。